(狐面本丸話) よその宗教を熱心には祝わない話
『それではお聞きください、刀剣男士Team三条With加州清光で、【刀剣乱舞】!』 「おい」 「はぁ……いい……」 たん、と音を立てて閉じる障子の方を、狐面は知らん顔で絡繰(ぱそこん)とにらめっこしていた。 「……おい、 … 続きを読む
『それではお聞きください、刀剣男士Team三条With加州清光で、【刀剣乱舞】!』 「おい」 「はぁ……いい……」 たん、と音を立てて閉じる障子の方を、狐面は知らん顔で絡繰(ぱそこん)とにらめっこしていた。 「……おい、 … 続きを読む
夏はあっという間に過ぎてしまう。 それはきっと、四季の夏も、人生の夏も。 「うん、夏はあっという間だ」 「何を言ってるんだ、あんたは。向こう二月ばかりもずっと、暑いままだったじゃないか。 それに……夏なんて、一年したら、 … 続きを読む
「コメダのご飯は美味しいぜー♪」 「あんたは、朝からよく食べるな……」 何が起きたかよくわからないが、未来に転身して審神者などやっていた記憶はそのままに、私は現代に居た。 向かいに座るは、かつての近侍。今は……後輩という … 続きを読む
#刀さに版深夜の審神者60分一本勝負 #さにわんらい 参加作品 テーマ:キャンディ 「バレンタインは結局私はろくに何もしなかったよ? どして、金平糖をくれるの??」 連れ立って出向いた万屋から帰ってしばらく。執務室で受け … 続きを読む
#姥さに版深夜の60分一本勝負 参加作品 『親愛なる主へ』 ほろ、とこぼれる花びらを、綺麗だと思った。 ほうと花枝を眺めていると、見事な枝持つ梅の屋敷から、萎びた風采の小男が出てくる。 「異邦の方、梅がお気に入りなさった … 続きを読む
「バレンタインデー? ないヨ?」 ぐり、と首を傾げた狐面の審神者に、乱藤四郎と愛染国俊に今剣は、目に見えてしょげたそぶりを見せた。 付き従ってきた山姥切国広に前田藤四郎は、得心の行ったという顔をしてみせる。 2月14日は … 続きを読む